今日、来週の出張の切符の手配をしていた。自分の事務所とは別に、私が役員を務める会社は、小さな会社だが、顧客が大手の企業なので、社長と私が一緒に出張で飛行機に乗るときには、必ず別の便に乗ることにしている、万が一、二人ともいなくなったら、顧客へのサービスや責任が果たせなくなったら困るからだ。地方都市へいく場合には、便数もそれほどないので、時間的なロスもあるが、仕方がない。
そんなわけで、ユナイテッドのマイレージを使って、ANA便を、ノースウエストのマイレージを使ってJAL便をそれぞれに予約した。ユナイテッドは、手数料15ドルを取る。個人のクレジットカードからの引き落としになるという。一応、出張経費なので社名での領収書を送っていただくようにお願いした。一方ノースウエストは15ドルのほかに緊急発券料50ドルをとる。同様に個人のクレジットカードからの引き落としだ。同じように会社名での領収書を出していただくようにリクエストをした。そしたら、会社名の領収書は、出せないと言う。なぜですかと聞いたら、会社の方針なのだそうだ。
出張で旅行代理店などで自分で自分のクレジットカードを使って、切符の手配をし、立て替えたとしても、どの旅行代理店でも会社名の領収書をもらっている。個人名でなければ出せないと言われたことはない。文房具や備品などを買っても同様に請求書を会社名でもらっている。ダメだといわれたことはこれまでになかった。
だから、なぜだめなのか聞きたかった。しかし、会社の方針の一点張りだった。いかなる理由で個人名でしか領収書をださないことを会社の方針にしたのか、その理由があるはずだ。もしかしたら、本当は会社名でもらってはいけないのだろうか。税務上のことや会計上のことで、なにか理由があるとか、そういうことを知りたかった。
上司かクレーム担当につなぎますかと聞かれたので、お願いしますと言った。しばらくしたら、「会社の方針なのでそれ以上、言うことがないので、上司は電話に出る必要がないと言っています。」今時、こういう対応をする会社はめずらしい。本当に上司がそう言ったのか、その人がそういっているのかは不明だ。
私は、他にもクレームを言いたいので、クレーム担当につないでくださいとお願いした。
「どのようなクレームなのか、一応私に話してからでないとおつなぎできません。」
「まず、最初にあなたが、電話にでて、話始めたとたんに何も言わずに切り替わって、
テープが流れて待たされたこと。その後もただ、「はーい」といって、待たせたことについて何も言わなかったこと。私が利用者番号を言ったとたんに何の確認もせず、「あなたはご本人ではないので、申し込む権利がありません」と言った事。しかも私が女性であるにも関わらず、そちらのミスで勝手に私の名前の前にMR.をつけていて、声が女性だったからと、何の本人確認もせずに、「本人でないので申し込む権利がない」と決め付けるのは、大変失礼ではないか。その後もあなたの対応は、「お取りできマース。」とか不快な口調及び態度で対応している。」と私は言った。「ちゃんとこの会話はモニターされているんでしょうね。」と付け加えた。
その人は「申し訳ありません」も何もなく、淡々と人事のように「では、お待ち下さーい。」「ただいま、クレーム担当者は、電話中ですので、後ほど、ご連絡させて頂きまーす。」その後、ずーと待っていたが、電話は来なかった。
ここ数年は、顧客サービス・顧客満足を日本企業は徹底しているので、このような対応は、日本企業にはあまりない。たまにNTTやJRなど、かつて国営 だった企業では、見受けられる。また、銀行でもサービスしているつもりでも的を得ていないことが多い。(また、いろいろ思い出してしまった!)
でも、外資系の日本法人は、結構ひどいものがある。外資系こそサービスが行き届いていると思っていたがそんなことはない。
たとえば、シティーバンク。ここの案内は、大変トリッキィーである。たとえば、「ただいまならシティーバンクカード年会費無料」と大きく書いている下に括弧して小さな字で(入会後1ヶ月以内に○万円ご利用の場合)。
こんな調子である。いまどき、そういうのって、あまりお見受けしないように思いますが、いかがでしょうか。別の件で電話しても担当者がとてもふざけた対応だった。言葉は丁寧だが明らかに心が入っていない。多分映画でも見ながらマニュアルを読み上げているようなそんな感じだ。またTNTイクスプレスという国際輸送の会社もひどかった。あまりにひどいので、もう2度と使わないと心に決めた。ちょうど万博のオープンにあわせて、荷物をサウジアラビアから送ってもらった時のことだ。詳細を書くと長くなるし、また、思い出して頭にくるので、やめておく。
多分、そういうのは、社員ではなく他社にアウトソーシングされていたり、派遣だったりするのかもしれない。
ある日本の会社に電話して「○○さんお願いします。」といったら、「ハー、そういう人はいません。」「でも先月も同じ番号にかけましたがいましたよ。異動されたのでしょうか。」「私、派遣なので、わかりません。」結局は、異動もしておらず、たまたま席をはずしているだけだったのでした。
今時、派遣会社は、そんな対応を許しているのでしょうか。過当競争で派遣会社も派遣する社員や登録者の教育を十分にしているとおもったのですが。
第一、このごろはどこへ電話しても、先にテープが流れて「○○の場合は、1番、○○の場合は2番を押してください。」というのも大嫌いだ。カテゴリーに当てはまらない場合があるから、結局行き着けない。便利のようでますます不便になっているとおもいませんか。
美術館の案内もしかり。ちょっと確認したいことがあって、ホームページやチケットを見ると、わざわざ【お問い合わせ先】として電話番号がのっており、その後に括弧して(ハローダイヤル)と書いてある。案の上、開館時間とか、今何やっているか、そんなことしかわからなくて、館内情報や付帯設備やちょっと質問すると「お待ち下さい」待たされた挙句に「こちらでは分かりかねます。」「何番におかけ直し下さい。」
何が問い合わせ先だ!と思ってしまう。全てが、効率化というか自分たちの組織の中の都合しかみていないと思いませんか。それともNTTの営業トークに負けてしまっているのでしょうか。利用者やお客には、こういうのはとても不便なんですよね。
そういうことが、長く続くとお客のほうも画一したマニュアルだけの内容しか気にしなくなるし、仕方ないと思いながらも、それに飼いならされていってしまうような危惧を覚えるのは私だけでしょうか。
コミュニケーションが希薄になれば、責任感も減退するし、人の付き合いも薄っぺらになるし、愛情も思いやりも気配りも薄れるように思います。
友達が江戸のマナーみたいなことを一生懸命学んでいますが、「江戸時代には、傘もってすれ違うときにはお互いに斜めにさしかけてぶつからないようにしたんだって。」それは、ぶつからないようにしようと、気をつければ、そんなことするのは、当たり前だったのに、最近は、確かに突進してぶつかってくるような人が多い。身体感覚の欠如と他人への思いやりがなくなっているのは、そういうコミュニケーションの画一化、希薄化なども大きく影響しているのではないでしょうか。
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