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上毛倶楽部の新年会の後、一旦事務所に戻り、仕事をしてから、夕方帯を締め直して、黒沼ユリ子さんのアカデミアから育った「歌うヴィルトゥオーゾ」アドリアン・ユストゥスのヴァイオリン リサイタル(@紀尾井ホール)に行きました。
パガニーニのカプリス24曲が1部。といっても12曲終えた所で、ちょっと休憩。そして、24曲終わったところで、インターミッション。既にこの時点で通常のコンサートの終了する時間でした。
カプリスは、アドリアンのイマジネーションで順番を変えての演奏。プログラムには、黒沼ユリ子さんの「演奏の前にひとこと」というところに、音楽に対する大変素敵なスタンスが述べられていました。「(前略) 音楽とは全く主観的に感じて享受すべきものであり、固定観念などは抜きにして、誰もが自分の想像力を自由に飛翔させながらストーリーを作ったり、場面や風景を想い描きながら聴いても、一向に構わないものなのですから。」これを読んで、同じ側の人間であるとの意を強くし、大変勇気づけられました。これは、グレゴリー・セドフさんのスタンスとも同じです。セドフさんも管弦楽組曲など順番を変えて演奏しますし、鑑賞教育のワークショップでは、同じ曲のイメージや場面設定を変えて聴き比べる手法などを試み、聴き手のイマジネーションを奨励しています。しかし、色んな考え方の人がいるので、そのような取り組みを「邪道」と一蹴する立場の人もいるのです。
さて、アドリアンの演奏は、徐々に調子が上がり、グァルネリ・デル・ジュスもますます鳴り歌います。
水を打ったようにシーンと聴かせている時に、お腹がグーと3回くらいなってしまい、着物でしとやかそうにしているのに、隣の人に聴こえてしまったでしょうか。超恥ずかしい~と思いましたが、そこは、シカと自分ではないようなポーカーフェイスでやり過ごしました。これも昼の上毛倶楽部の新年会であまり食べられなかったからです!
2部は、フラファエル・ゲーラさんのピアノとドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。その後アンコールと思えない曲が4曲続きました。時計を見ると22:00でした。それでも、時間を気にして席を立って帰る人はほんの数人でした。
私はたまたま、通路際の席だったので、奥の方が出入りする際に、立ったり座ったりで、私は全然気にならなかったのですが、その都度、「すみませんね。」「申し訳ありません。」との会話から、素敵なメガネのお母様とふとしたきっかけで話が弾んでしまいました。お嬢さんとご両親3名でお見えのお嬢さんは、イタリアで活躍しているヴァイオリニスト、鷲見恵理子さんでした。そして、その祖父の鷲見三郎さんは、黒沼ユリ子さん、千住真理子さん、澤和樹さん等の大先生。
鷲見恵理子さんも3月にイタリア文化会館でチャリティーコンサートを予定しているそうです。
さて、コンサートが終わって、ロビーで黒沼さんのお姉さまやメキシコ大使館の文化担当のソーサさん等とご挨拶などし、CDを購入して、サインを待つ例の最後に並んでいると、一番最後の私の後ろの方が、「早くサインして頂かないと電車が間に合わないわ」とそわそわ。後ろを振り向くと「アラ!」「まあ!」と、以前サイマルアカデミー校長で同時通訳者の村松増美先生のグループ、“シーラクラブ”で、よく一緒に映画を見に行ったり、先生の誕生会など親しくさせて頂いていたSさんでした。おそらく15年ぶりくらいの再会だと思います。先日函館で再会した92歳の中村玄さんもその頃の仲間です。MM(村松増美先生)の薫陶を受け、共に色んな経験をさせて頂きました。
アドリアンと一緒に。私は、あまり鏡を見る癖がないので、このような乱れ髪でうろちょろしていたとは知らず、後から恥ずかしい思いをします。
黒沼ユリ子様ご兄弟とも館林つながりですっかり親しくさせて頂きました。
次回のツアーでは、是非、館林公演を!ということになりました。また宿題が増えてしまいましたが、私は時間がかかっても基本的には有言実行しますので、待ってて下さい!

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