エグゼクティブ・セミナー伊藤元重先生の講演とカール・ルイスの思い出
毎年この時期、某メーカーのITサービス企業による顧客企業エグゼクティブを対象としたセミナーのブッキングを担当しています。今年の特別講演は東京大学教授、TVや新聞でもお馴染の伊藤元重先生にお願いいたしました。
伊藤先生は、ダボス会議でドバイに行っておられ、戻られたら、日本での給付金騒ぎに驚いたそうです。ということで、事前に決まっていた講演タイトルに加え、最新の状況、特にダボス会議で各国の方々と情報交換をされた内容なども教えてくれました。
開演前には、主催企業の役員の方々がご挨拶に来たり、進行の打ち合わせなどもした後は、時間つなぎに私も少々先生と雑談をします。先生方は大企業とのお付き合いが多いと思いますので、われわれ中小弱小企業の現状なども知ってもらおうと、いろいろなお話をしました。また、なぜか、ちょうど来日中のサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団の話にまで及ぶと、先生は意外にも、「昔のレニングラード・フィルですよね~」「なんでしたっけ、指揮者のム。。。」「ムラビンスキー」「そうそう、、、ゲルギエフは、どこでしたっけ」「マリンスキー劇場のほうですよね。今度ロンドンフィルと来ますよ。レーピンとやるんです。」とか、思わぬ話題で盛り上がってしまいました。結構先生方にはクラシック・ファンが多いですね。という間に迎えが来て壇上に。
先生は、ドバイが暖かいと思って薄着で行ったら、意外に寒くて風邪をひいてしまったと、時折、咳をしておりました。講演中も"コホ、コホッ"とやられていたので、「そうだ!」と思って鞄の中を探るとプロポリス・キャンディーが入っていました。講演終了後に、主催者の社長とのお話が始まる前に、さりげなく、キャンディーをお渡しました。いつも、キャンディーを持ち歩いている訳ではないのですが、結構たまたま気が利く結果になることがあります。
昔、カール・ルイスやリロイ・バレルなどサンタモニカ・トラック・クラブご一行様とイベントのためにツアーで大阪のホテルに宿泊してた時、チェックアウトする際に冷蔵庫の上の栓抜きがなぜか目に留まりました。本当になぜかわかりませんが、何か役に立つかもという思いがわき起こり、そっと、ポケットに入れて持ち帰りました。
荷物の多いカール様ご一行は、新幹線の停車時間を大幅に遅らせてやっと乗り込みました。スタッフ関係者を入れると総勢30名ほどが乗り込みましたので、私は新幹線が動き始めて、少しすると、万事OKか確認のために車中を歩いて点検して回りました。するとカール・ルイスがジュースのビンを抱えて、溜息をついていました。見るとそのジュースのビンは、ビールのように栓抜きでないと開けられないビンでした。そこで、私は「あ~」とおもむろにポケットから栓抜きを出して、カールに差出しました。彼は驚いて、えらく感激してくれました。
その後、別件で大阪ANAホテルに宿泊した際に、その栓抜きはちゃんと返しましたので。(念のため記します。)
結構、タイミングが良いというか、予感を引き付けるというか、直観が働くというか、そういうことが結構あります。別の悪いタイミングを引き付けちゃうことも、実は同じくらいあります。
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