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2007年1月13日 (土)

公開講演会

13日、午後、立教大学で開催された2006年度 第9回公開講演会 「日中関係の危機管理」に参加しました。これは、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科が主催したものです。

講師は、阿南惟茂さん(前中国大使 )で、パネリストとして朱建栄さん(東洋学園大学教授)及び、立教大学大学院21世紀デザイン研究科の先生で秋山昌廣さん(元警察等官僚)です。

こういうときに、いつも【パネラー】と表示されていて、ずっと昔から、同時通訳の村松増美先生が「パネラー」という英語はないので、使うのは間違いと教えていただいていたので、私は、いつもパネリストという言葉を使うようにしていますが、大学でもどこでもパネラーと使っているのは、英語ではなく、別の言語なのでしょうか。それとも、いつの間にか市民権を得て、パネラーが定着してしまっているのでしょうか。ご存知の方はご教示下さい。 

さて、講演内容は、「日中外交における日本側当事者のひとりであった阿南氏から、日中関係における諸問題(歴史問題、靖国参拝問題、中国における教育、抗日デモ、経済関係、政治関係など)について、外交における危機管理の観点から講演をしていただき、その後、コメンテーターからの対論、指摘などの発言をいただく。次いで、講演者及びパネラーによるディスカッションを実施する。」と出ていましたが、当事者は日中関係については、基本的に楽観的姿勢であるようでした。阿南氏は、「僕は中国が長いので、日本のことをよくしらないように、朱先生は、日本が長いので中国をことをよく知らない。」と冗談交じりに日本と中国に関する見解の相違を述べられましたが、基本的にお二人の意見や現状分析にそう違いはないようでした。朱さんが強調されたのは、中国の近代化の課程の問題を中心に話されました。「市場経済の導入による急激な変化の中で、中国が真に法治国家になること、ルールを守りながら近代化を進める。市場経済のメカニズムの中で、教育、社会福祉を高めていく。知る権利、参加する権利もそう。デモはそういう中間知識層の権利意識の表出である。」とこれに対し、阿南氏は、「実際は、そこまで、意識がいっておらず、大概は農民の生活に係る陳情や苦情が大きくなったデモが、一部暴動となったくらいで、あくまで、生活を維持するレベルでの意識。」と発言されました。また、日本の国連常任理事国入りに中国が反対したという件に関し、朱さんは、「中国は反対していない。」とし、そのあたりで、面白い外交交渉の裏話なども多少披露されたように思いました。

会場の参加者も学生と中高年の男性が半々のような感じでした。久しぶりに大学のキャンパスに入りましたが、結構、講演会やイベントなど、1日にいくつも開催されており、人の姿はまばらでしたが、たまに、こういう催しをチェックするのもいいかも知れないと思いました。

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