日本プロセス化学会
11日夕方、江戸川区の船堀で「日本プロセス化学会」の学会と懇親会がありました。私は、東京で開かれる時だけ、懇親会にのみ出ることにしています。これは、CSSIの仕事の関係で参加します。この会は研究者や製薬会社、食品などのメーカーやエンジ会社などの主に研究畑の人たちが参加します。ここで、名刺交換をするとほとんどの方が工学博士、農学博士、理学博士です。そういう人にモノを売るので、そういう人がどういう研究をしているか、業界はどうなっているかをある程度把握していなければなりませんので、普段からその分野にもアンテナをはっています。
昨年は、アフリカや中国からの留学生が博士号をとって、そのまま日本の企業の研究所に就職したような方々も参加され、大変国際的は雰囲気でした。
私のこれまでの仕事だけでは、出会わない人に出会い、知らない分野の最先端の情報を学べます。また、日本の産業や経済のことが、立体的につながりが見えたりしますし、大げさに言えば資本主義の何たるかを考えさせられます。
メーカーでも宣伝部は億単位の予算があり、著名なスポーツ選手との契約等に莫大な予算をとりますが、一方、同じ会社の商品を作る大元の研究所では、桁違いに予算がありません。一時期、工場での爆発や事故が続きましたが、メンテ費用もあまりかけられていないように見えました。工場を訪ねるとパイプも器具も建物も結構年季がはいってるような感じでした。さらに言ってしまえば、たたいてたたいた予算で、危ない仕事を下請けの外注にだしたりしています。放射性物質を手で扱ってたようなケースもありましたよね。
工場や研究所では、それこそ、博士号を持つ人たちが朝から晩まで3食とも社員食堂でとりながら、働いています。青色発光ダイオードの訴訟問題もありましたが、研究者たちの待遇は、あまり良いとは言えないようにも思います。また、あるメーカーでは、農学博士が営業をやっているところもあります。
私がショックだったのは、カシオのような会社が、工場は経費がかかるのみで利益が見込めないからと、社員ごとアメリカの企業に売却してしまった時でした。(しかし、逆を言えば、そういう会社を買って、なお利益をだして、さらによそへ売ってしまうようなアメリカ企業の才覚には、驚かされます。)
最近は、少し、景気が上向いてきたようなので、企業も工場やものづくりの現場に設備投資をかけ始めているようにも思いますが、私には良いモノが先にあって、モノが悪ければいくら宣伝しても売れないと思うのですが、どうも大手企業は宣伝にプライオリティーをおいているようにさえ感じることがあります。
これは、消費者ももっと、企業活動をウオッチするべきではないかとさえ思います。人気者がCMにでてさえいれば、消費者はその商品を買うのでしょうか。現在は、そういう消費者が多いから、そういう構図ができているのでしょうね。
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